姿勢を正して座り、精神を統一させて自分と向き合う仏教の修業方法のことを坐禅といいます。
座禅は、心身と息を調えることを目的としています。
今回は、座禅の作法の流れについて紹介します。
▼座禅の作法の流れ
①挨拶をする
入堂をしたら、ご本尊様に合掌低頭で挨拶をします。
自分の座る場所についたら合掌低頭し、両隣の人と向かい側の人にも同じく合掌低頭して座ります。
②足を組んで手の形をつくる
かかとがおしりの中心になるよう、足を組んで座りましょう。
手は手のひらを上に向けて右手を足の上に置いてその上に左手をのせます。
③姿勢を正して深呼吸する
背筋を伸ばして坐禅の姿勢が整ったら、静かに大きく深呼吸をしましょう。
鼻から大きく空気を吸ってゆっくりと口から吐く丁寧な呼吸を行い、心と体のこわばりをほぐします。
その後、上体を左右に揺らして体の中心が定まったらその位置で静止します。
④坐禅始まり
鐘が3回鳴ったら、坐禅が始まる合図です。
まっすぐ背筋を伸ばし、あごをひいて力を抜きます。
鼻から息を吸って、ゆっくりとした腹式呼吸を行いましょう。
⑤坐禅終わり
鐘が1回鳴ったら、坐禅が終わる合図です。
合掌低頭したら、手のひらを上に向け両膝にのせて左右に上体を揺らし身体をほぐしていきます。
立ち上がり坐蒲の形を整え、挨拶をして坐禅堂から出たら終了です。
▼まとめ
坐禅の作法の流れは以下の通りです。
①挨拶をする
②足を組んで手の形をつくる
③姿勢を正して深呼吸する
④坐禅始まり
⑤坐禅終わり
座禅はゆっくりと自分と向き合い、呼吸を整え心を落ち着かせることで、不安や悩みの解消に役立つでしょう。
佐賀にある『宗教法人香雲寺』は、心の安らぎを求めることができる場所です。
地域に根付いたお寺としてさまざまな法要を執り行っておりますので、一度お立ち寄りください。